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J‐オイルミルズの第3四半期決算は増収減益

J‐オイルミルズは2月6日、東京・築地の本社で「平成26年3月期第3四半期決算説明会」を開催した。第3四半期の連結決算は、売上高1,560億5,000万円(前年同期比110.5%)、営業利益44億6,400万円(同82.3%)、経常利益47億8,300万円(同85.7%)、純利益28億1,000万円(同85.1%)となり、増収減益だった。
価格改定で売上高は上昇したものの、原料コストと燃料費の高騰で約140億円コストが上昇し、営業利益は減益した。特に円安による影響が大きく、コスト上昇は、第3四半期にピークを迎えたという。経常利益は、営業利益に比べて減益率が緩和されているが、持分法による投資利益で、不二製油が4月から対象に加わった影響がある。
 松居伸一取締役兼専務執行役員は事業概況を振り返り、「第2クォーターまでは、営業利益も増益と発表したが、第3クォーターで対前年比マイナスという大変残念な結果となった。第3クォーターは、大豆もナタネも最も高い原料を処理するタイミングであったが、残念ながら業界全体の価格水準が下落の方に向かうことになってしまった」と指摘した。