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花王CMKが社長交代会見

 花王カスタマーマーケティング(花王CMK)は、3月24日付で髙橋辰夫社長が退任し、竹内俊昭社長が就任したのに先駆け、3月17日、東京・中央区の同社東京リージョンにおいて社長交代会見を行った。

 髙橋前社長は2006年1月に当時の花王販売の社長に就任し、翌07年4月に花王化粧品販売と合併して花王CMKとして事業販売を拡大し、8年間社長を務めてきた。退任にあたって髙橋前社長は「花王グループが全体として進めている事業と機能のマトリックス運営の中で、7,000人の社員の日々の努力で目指す“よきモノづくり”による3WINの実現に向けて、着実に8年間で前進できたのではないか」と挨拶した。3WINとは「生活者の豊かな暮らしへのお役立ち、販売店への売り上げ・利益の貢献、結果として私どもの事業計画や予算の達成という3者のWIN-WINの実現」のことで、その歩みを進めることができたことから「昨年度は過去最高の売り上げ、利益を達成できた」と語った。

 竹内社長は就任にあたって「非常に身の引き締まる思いで業務にあたっていきたい」と挨拶した上で、「花王CMKは、カスタマー満足No.1を目指して活動をしてきた。お客様との出会いである売り場において、よきモノづくりの価値の提案を通して販売店の売り上げ・利益の拡大、市場の活性化に貢献できるように取り組んでいる。ただ、昨今、ITの激しい進化や消費者の購買行動もそれにともなって変わり、特に流通の動きがここ数年ダイナミックになってきている。スピードの速さを実感している。新体制のもと、国内事業の強化とグローバルでの花王グループの成長の2つを実現していきたい」と述べた。
 花王CMKは、、竹内社長、専務から昇格した新藤武彦新副社長、棚橋信一郎専務の3氏を中心に花王グループの成長を販売面からリードしていく。