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ライオンが「雨活アイデアコンテスト」表彰式を開催

 ライオンは、雨水の有効活用啓発を目的に、全国の小中学生を対象に行った「雨活アイデアコンテスト2013」の表彰式を3月29日、東京・江戸川区の平井事業所で開催した。
 3回目を迎えた今回のコンテストには、5,738点の応募があり、「作文部門」「ポスター部門」「自由研究部門」「スローガン部門」の4部門あわせて、最優秀賞9点、優秀賞8点、佳作32点、学校奨励賞2校が選ばれた。当日は、最優秀賞の受賞者や保護者を招き、表彰式が行われたほか、平井事業所のコミュニケーションセンターや雨水利用施設、国内洗濯機を約70台配備した洗濯用の洗浄実験室などの見学が催された。
 表彰式の冒頭挨拶を行ったライオンの西山潤子CSR推進部長は「地球はたくさんの水でできているイメージがあると思うが、97.5%は海水で、真水は2.5%しかない。そのうち北極と南極の氷を除くと私たちが使える水は0.8%しかないといわれている。水の大切さを考える切っ掛けになって欲しいと、雨水市民の会と一緒にこの雨活アイデアコンテストを行ってきた。今年で3回目になるが、素敵な作品をたくさん応募頂き、本当にありがたいと思っている」との内容を受賞した小中学生にわかりやすく話かけた。
 また、同社とともにコンテストを主催した特定非営利活動法人雨水市民の会の山本耕平理事長は、「今年は非常にレベルが上がっていた。雨と一緒に共生する社会を目指していこうと皆さんに知ってもらいたいということが、3回めのコンテストで理解をしてもらえ、様々な表現をされていると感じた」と審査委員として講評を述べた上で、「雨を大事にして、私たちの暮らしの中で水の循環を取り戻していきたいという思いを込めて「雨活」という言葉を使っている。今後も雨水の活用や水の循環に関心を持って欲しい」と語った。