ライオンがナノ洗浄の台所用洗剤「Magica」を新発売
posted on : 2014.12.01
ライオンは2014年11月25日、東京都港南区の品川インターシティホールにおいて、新製品発表会を開催し、ナノ洗浄の台所用洗剤「CHARMY Magica(マジカ)」を15年1月21日から全国で新発売することを明らかにした。
ライオンの濱逸夫代表取締役社長は、現在の台所用洗剤の市場について「80年代の後半から、濃縮化、コンパクト化の流れがあるが、中身の洗浄メカニズムについては、あまり変化していない。また、昨今は、香りのバリエーションを追加する動きがあるが、競合者との差別性は少なく、市場が同質化してきている」と指摘した。
また、濱社長は、新製品「Magica」の発売の背景について「今までにない価値を、驚きの実感とともに提供して、市場全体を再活性化させたい」と説明した。
同社が実施した生活者調査によると、家事の中で、最も嫌われているのが「食器洗い」(15.4%)が挙がり、その理由として「1日に何度もしなければならない」(51.6%)、「全体に手間がかかるから」(51.0%)、「汚れが落ちるまで、何度も洗わなければならない場合があるから」(45.8%)、などが上位に入った。
一方で、生活者の食器洗いの自己採点は80~100%と満足度が高い結果が8割を占めているが、実際のところは、油汚れの洗浄に対して、生活者が自分の労力や手間をかけており、油汚れに対するスポンジのヌルつきやベタつきに対して、不満が多いことが分かった。
濱社長は「キライな家事ナンバーワンの食器洗いを快適な家事にするためには、今までの常識の洗浄メカニズムを替える必要がある」と強調し、「油汚れを泡で広げてこすり落とすという、これまでの当たり前の食器洗いの習慣から、ベタつく油汚れを水のようにサラサラ落とすという新しい洗浄習慣に変えていくことを提供したい」と説明した。