日清オイリオグループは８月25日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで、量販店・卸店の部門長やバイヤーを中心とした主要取引先を対象に「秋のプレゼンテーション」を開催した。９月２日開催の大阪会場と合わせて約700名を招き、家庭用・業務用食用油や加工油脂、ヘルシーフーズ、中鎖脂肪酸などの商品や取り組みについて試食を交えて提案した。
　会場では、今年度の新キャッチコピー「ENERGY Supporter」を掲げ、食用油が持つポテンシャルを再定義し、生きるための、進むための、エネルギー源として消費者に訴求することで、新たな需要を喚起し、市場を活性化することを宣言。植物油でおいしく、健康に、美しくエナジーチャージできることをアピールするため、オレイン酸や必須脂肪酸、ビタミンＥ、セサミン、γ－オリザノールに加え、特定保健用食品の関与成分となっている中鎖脂肪酸や植物ステロールといった植物油に含まれる成分の特性を紹介した。
　　特に中鎖脂肪酸については“スーパーエナジー中鎖脂肪酸”と題したコーナーを設け、体脂肪として蓄積されないだけでなく、認知症改善・予防の可能性が開かれつつある現状を説明するとともに、新商品「日清中鎖脂肪酸100％オイル」85g瓶など同社の中鎖脂肪酸商品群を一堂に集めた。
　　新商品では、「Oil de サプリ」や「日清ドレッシングダイエット」シリーズの新アイテム「香味しょうが」、プレーン（無香タイプ）の「日清ココナッツオイル」に加え、国内家庭用食用油で初めてとなる、揚げ物のカロリーが気になる人向けに揚げ物の吸油量を低減することを特長とする「日清ヘルシーオフ」が大きな注目を集めた。
　また、デリカ売場への提案では、新発売した「日清キャノーラ＆オリーブ」４kgピローや、「浅底フライヤー」を使用するフライオペレーション提案、「日清エキストラバージンココナッツオイル」を使ったこれまでにないデザートの紹介などを行った。