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ライオンハイジーンが衛生管理教育システムを開発

 ライオンハイジーンは、10月より食品等事業者の従業員用衛生管理教育システム「eラーニング衛生管理教育システム」の販売を開始する。同社は8月27日、東京・錦糸町の本社で記者会見を開催し、総合衛生管理ビジネスに関する取り組みやeラーニングを活用した新システムの概要について説明した。

 ライオンハイジーンでは2010年より、社内向けの衛生管理教育ツールとしてパソコンやタブレット端末、スマートフォンなどのデジタルデバイスとインターネットを利用した学習形態であるeラーニングを採用しており、オリジナルの教育プログラムを開発するなど、5年以上の運用で実績をあげてきた。その教育ノウハウを顧客に還元し、食品事故防止に貢献したいという思いが「eラーニング衛生管理教育システム」の開発の原点にある。
 「eラーニング衛生管理教育システム」は、厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」に準拠した内容で構成されており、映像や動画を中心にした初級者向けや、文字・イラスト情報を中心にした上級者向けの教育プログラムを揃えるなど、受講者のレベル階層に応じた最適な教育プログラムを提供する。知識の到達度を測るテスト機能や、受講者の進捗状況やテストの正答率を管理する機能も備えている。また、顧客の要望に合わせて個々の現場に応じてカスタマイズ対応をオプションとして追加することができる。
 eラーニングを活用することで、すべての従業員まで衛生管理教育を行き渡らせることができるという徹底力はこれまでの講習会等による教育と大きな差別化ポイントになる。同社は2020年に10万人の学習者で「eラーニング衛生管理教育システム」の利用を目標とする考えだ。