理研農産化工が特約店会を開催
posted on : 2015.11.26
理研農産化工は11月19日、ホテル日航福岡で特約店会を開き、鵜池直之社長が業績報告を行った。
同社の2016年3月期第2四半期連結業績は、売上高126億5,400万円(前年比95.6%)、営業損失1億7,700万円(同3億6,300万円減)、経常損失1億5,500万円(同3億6,700万円減)、四半期純損失1億5,500万円(同2億9,100万円減)の減収、赤字決算となった。主因は円安による原料価格の上昇や油脂製品価格の低下により採算が悪化したため。販売数量は、油脂が前年比101.5%、製粉は同104.5%と増加した。
油脂事業については、主原料相場が高値圏で推移する中、販売価格の是正や物流コスト削減に取り組んだが、家庭用油価格改定の進展が悪く、ミール価格変動による搾油採算悪化のコスト上昇を吸収できず、売上高は前年比96%の減収、経常損失となった。
製粉事業は、国産小麦粉の出荷好調により家庭用は増収増益だったが、業務用は価格改定の遅れもあり増収減益となった。肥料事業は、高利益率製品販売と生産効率を見直し、増収増益となった。
通期見通しは、適正価格販売への取り組み、物流費等、コスト削減と生産性の向上、効率化により業績回復を目指し、連結決算では売上高260億円、経常利益1億5,000万円、純利益1億円を見込む。