日清オイリオグループが春のプレゼンテーション BOSCOをメインに有力メーカーとのコラボ企画も強化
posted on : 2016.05.02
日清オイリオグループは3月17日、パレスホテル東京で、量販店・卸店の部門長やバイヤーを中心とした主要取引先を対象に「春のプレゼンテーション」を開催した。3月15日の大阪開催と合わせて約700人を招き、家庭用・業務用食用油、加工油脂、ヘルシーフーズ、中鎖脂肪酸などの商品や取り組みについて試食を交えて提案した。
会場のメインに据えたのは今年発売20周年を迎えたオリーブオイル「BOSCO(ボスコ)」ブランド。“BOSCO 20th Challenge!”と銘打ち、春の新商品の「ボスコエキストラバージンオリーブオイル」の600gPETや145gフレッシュキープボトル、リニューアル品の「ボスコオリーブ&ガーリックオイル100g瓶」を中心に、次の20年に向けてBOSCOをさらに強化し、日本のオリーブオイル市場の健全な成長を牽引していくことを誓った。オリーブオイルを家庭用食用油のNo.1カテゴリーへと拡大し、市場規模を2015年の350億円から2020年に500億円に伸ばすことを狙う。オリーブオイルならブランドを問わないという消費者に選ぶ楽しさを伝えて価値アップを図り、メニューや使い方の幅を広げて食卓の楽しさを演出する取り組みを強める考えだ。
消費者のオリーブオイル購入時には買い上げ点数が2.5品増え、オリーブオイルを使用した夕食は皿数が0.7皿増えるといったデータを元に、雪印メグミルクのチーズやサントリーのワイン、山崎製パンのバゲット、日清オイリオグループフーズのペンネやマカロニなど、有力メーカーとの共同提案を行っていく。イタリアンフェアの全館展開で青果から鮮魚、グロサリー、乳製品、パン、酒類を巻き込んで平常週、催事週に準じた売り上げの山場作りに貢献しようという狙いだ。
揚げ物の需要を喚起する“フライ・デー”コーナーでは、揚げ物の吸油量を抑える「日清ヘルシーオフ」を使ったとり天が好評を得ていた。また、また、機能性表示食品の「日清健康オイルアマニプラス」や、春の新商品「日清ヘルシードレッシング アマニ和風」で健康応援フェアを提案した。サプリ的オイルの活性化では「日清アマニ油」を使った冷奴を紹介した。アマニ油を使用したメニューとしては、ミックス野菜サラダや青汁、野菜ジュースなどが上位にあがっている。食用油のテーブルユースを活性化するため、生食の食材との同時販促は有効で、冷ケース前で展開可能な専用什器を用意し、アマニ油と納豆や豆腐を組み合わせた店頭提案を強化していく。また、ゴマ油の活性化では、上期の販促提案はオイルおにぎりに注力する考えだ。