イチネンケミカルズがクイックお掃除プロジェクトを発足
posted on : 2016.05.16
50年以上の歴史を持つカーケア用品の「クリンビュー」などを提供するイチネンケミカルズは、4月27日、東京・六本木のアークヒルズカフェにおいて「汚クルマ撃退!クイックお掃除プロジェクト発足発表会」を開催した。
初めに同社の梶原康弘コンシューマーケミカル営業部部長兼商品企画室室長が挨拶に立ち、「近年若者のクルマ離れをよく目にするが、実際に車の維持にハードルを感じている人や、車の掃除に悩んでいる人などの声を多く耳にする。自動車の持つ楽しさよりも生活の中における利便性として、自動車の位置づけは年々変わっているように見受けられる。弊社では、お客様が自動車を使用するときに困っていることに対して、解決できる商品は何かを心がけ、このたび、“簡単かつ分かりやすい”をテーマに新規プロジェクトを発足する。このプロジェクトを通じて1人でも多くの人に車のある生活を快適に過ごしてもらえるように取り組んでいく」と語った。
続いて、商品企画室の山路智行氏が同プロジェクトに関して説明した。カーケア市場は、日常生活で車を利用する必要がない、購入・維持にお金がかかるなどを理由に車を購入しない人が増えており、車の購入に際しては、家族の送り迎えが必要などの動機が上位を占め、車がステータスのシンボルから生活に欠かせないアイテムとなってきていることにともなって縮小傾向にある。縮小の要因には、塗装技術の向上、洗車場所がない、何を選んでよいかわからない、商品が男性目線であることなどが挙げられる。
また、同社による車の汚れと車掃除に関する意識調査では、汚れが原因で5人に1人が事故に遭いかけた経験があり、ドライバーの71.4%が「適切な車の掃除の方法がわからない」と回答しているという。そこで今回の「クリンビュー汚クルマ撃退!クイック掃除プロジェクト」発足によって、WEBを中心に“クイックお掃除術”を伝えていく。
これにともない、今春「クリンビュー」ブランドは新商品を発売し、“親しみやすく”“わかりやすい”商品ラインナップを強化した。節約、時短の賢いアイテムとして快適なカーライフをサポートする。カー用品のビギナー向けの新商品として、生活環境に合わせて使い方の異なるボディーワックス4品と、カーケアの悩みの中で上位に挙がるフロントガラスの汚れに対応し、“ギラギラ汚れ”(油膜)を落とすガラスクリーナー2品を展開する。
タレントのヒロミさんを迎えたトークセッションでは、同社のコンシューマーケミカル営業部の木村豊氏がお掃除マイスターとしてクイックお掃除術を伝授し、用意された自動車を用いて掃除を実演した。注意すべき厄介汚れとして、①一年に平均7.9回落ちるという鳥のフン、②約3割の人が汚れの原因を知らないというバンパー部分の虫の死骸による黒い汚れ、③2人に1人が放置しているボンネットの鉄粉汚れ、④社内のペットのニオイ対策を挙げ、それぞれ掃除方法をレクチャーした。たとえば車内のニオイは、ペットが窓を舐めたたん白質の汚れが一因となるため、台所用洗剤を一滴垂らした500mlペットボトルの水で濡らした雑巾で窓を下から上に拭いた後、同社の「クリンビュー 車内どこでも清潔クリーナー」などによりアルコールを含ませて再び拭き取るのが効果的であるという。
お掃除応援団長に任命されたヒロミさんは、「掃除することによって車の安全性というか、壊れていないかとかも確認できると思っている。普段自分の車を、洗って掃除してタイヤ見てガラス見てとやると、ここにひびが入っているなとかタイヤがよれてきたなとか確認できるので、掃除はすごく大事だと思っている。ぜひ掃除はみなさん自分でやってください」とメッセージを送った。