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かどや製油が第2四半期決算で増収増益

 かどや製油は11月1日、東京・日本橋の野村証券本社において、2017年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
 同社の第2四半期決算は、売上高が146億4,300万円(前期比7.7%増)、営業利益が17億5,800万円(同144.8%増)の増収増益となった。
 カテゴリー別の売上高は、ゴマ油が117億3,900万円(9億2,500万円増)、食品ゴマが25億3,300万円(同14億4,000万円増)となった。

 ゴマ油の販売数量は、家庭用12.0%、業務用7.6%、輸出用23.2%、ゴマ油全体で11.7%増加した。特に家庭用では、競合他社の値上げによって同社との価格差が縮まった中で、引き続き積極的な拡売と適正価格を維持し、小売店、量販店のフォローアップを重ねたことが数量増加につながった。
 
 当日は、小澤二郎代表取締役社長が経営展望について語った。ゴマ油の販売に関して、家庭用では、「下期は引き続き販売に注力していきたい。また、『純白ごま油』は今まであまり力を入れていなかったが、この下期から力を入れて販売していきたい。従来はガラス瓶だが、これは非常に重い瓶。これをペットボトルに変えて、300gくらい軽くなったので、スーパーから持ち帰りやすくなった。それを機に販売強化を図っていきたい」などの考えを示した。
 
 このほか、家庭用、業務用、輸出用ごま油、食品ごまでの下期の販売計画や売上拡大策について説明した。