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築野食品工業が第4回レシピコンテスト

 築野食品工業は12月1日、東京・日本橋兜町の大麦サポーターズキッチンで「第4回築野レシピコンテスト」の最終審査を行った。
 同社は機能性や栄養面で注目を浴びているコメ油や、コメ油を使用した山椒香味油のおいしさ、使いやすさなどをより身近に感じてもらうため、一般消費者を対象にレシピコンテストを開催してきた。4回目の今回は、これまで大阪で実施していた最終審査を初めて東京で行った。最終審査では、同社の笠原美香子顧問の開催挨拶に続いて、最終審査に残った6名の参加者がコメ油や山椒香味油を使ったとっておきのレシピの通りにその場で実際に調理したものを審査委員が審査した。
 最優秀賞には、中川陽子さん(写真前列中央)の「山椒香味油サラダライス ワンプレート」が輝いた。山椒香味油サラダライスと、鯛の山椒香味油焼きをプレートに盛り、山椒香味油の鶏団子スープを添えたレシピだ。
 受賞レシピの調理ポイントについては「夏は暑いからなるべく火を使わないグリル料理や冷ご飯にしました。普段は安い野菜を色々ご飯に混ぜるようにしています。グリルに鯛を使ったが、それ以外にタラなどその日安い魚を使っています。また、鶏のささ身などに山椒香味油をまぶして焼いたりもします」とコメントした。
 4人の審査委員を代表して料理研究家・フードコーディネーターの足立敦子氏(写真後段右端)が総評を述べた。審査については「どれだけコメ油の普及に繋がるか、使いやすさが活かされ、効率よく使っているかをポイントに置いて、彩りや見栄え、味を審査した」と述べた上で、最優秀賞の選定理由には「山椒香味油を上手に使っていたことと、冷たいご飯を活かしていた。コメ油は米糠から作られるので、米を食べないと油ができない。ご飯をできるだけ普及してもらえる方が油にも繋がる」と、ご飯とのコラボが好印象を与えたことを挙げた。
 また、浅川美由紀さんの「干しいかとニラの変わりナムル」と清水ゆりこさんの「ご馳走揚げ出し卵」が優秀賞を受賞した。その他参加者3名が協賛社(店)賞を受賞した。