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昭和産業が内定式天ぷら研修を継続実施

昭和産業は10月2日、同本社のプレゼンルームで、来年度入社予定の内定者を対象に「昭和産業 内定式天ぷら研修」を実施した。当日、内定式終了後に内定者34名(男性22人、女性12人/院卒17人、学卒17人)が同社の「おいしく揚がる魔法の天ぷら粉」や「オレインリッチ」を使って、様々な食材の天ぷらに挑戦した。研修には中村圭介専務、檜前慶一専務も参加し、内定者に直接天ぷらの揚げ方のコツを伝授した。
 この天ぷら研修は今年で2回目。同社の長期ビジョンで社員の行動指針にあるSHOWA魂の伝承を目的に実施している。中村専務は「当社は1961年に他社に先駆け、国内で初めて家庭用の天ぷら粉を発売した。それ以降も挑戦と創造の精神で様々な課題にチャレンジし、穀物ソリューション・カンパニーに成長してきた。現在は業務用を含めると天ぷら粉国内シェアNo.1を獲得している。今日はこうしたSHOWA魂を内定者に伝え、歴史ある商品を通じ昭和産業への理解促進と社会人になることへの自覚をもってもらえればと考えている。昨年も天ぷらの衣と10月の衣替えをかけてこの時期に実施した。初回の昨年は内定者に実施を伝えずに、サプライズ企画の形で行ったが、参加した内定者から『勉強になった』、『貴重な体験になった』と好評だった。SHOWA魂の伝承や内定者同士、そして経営陣とのコミュニケーションの機会を作る面から今後も内定式天ぷら研修を引き続き継続して実施していく」と語った。
 内定者は6班に分かれて、料理テーマを決めた上で具材準備や揚げ方、盛り付け方などの役割を分担して天ぷら調理に挑戦した。各班には、昨年度この内定式天ぷら研修に参加した今年の新入社員もアドバイザーとして参加したほか、中村専務、檜前専務も天ぷら職人をイメージした装いで各班を回り、「(フライヤーに天ぷらを)入れるときはスーッと」、「もっと衣を付けて」など指導に熱が入っていた。
 最後に檜前専務は「天ぷらはとてもおいしい料理と理解してもらえたのではないか。天ぷらはカロリーが高いと嫌がられるが、実はその時々の旬のネタを何でも揚げて食べることができる。とてもおいしく、薄衣で作ればとてもヘルシーな食品になる。家庭や仲間と天ぷらパーティーをしてもらえればと思う」と述べ、「皆さんは来年4月、社会人として晴れて昭和産業の門をくぐる大事な仲間で、素晴らしい素材である。採れたての海老であり、それに能力、知識・スキル、経験みたいな衣を着て、社会という油の中に飛び込んで自由に仕事をして欲しい。天ぷら油は熱く、そう簡単ではないが、昭和産業の仲間と一緒に立派な黄金色のおいしい天ぷらに揚がってもらいたい」とメッセージを贈った。