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理研農産化工が今期第2四半期連結業績を発表

 理研農産化工は11月29日、平成29年3月期の第2四半期連結業績について発表した。
 当期(4~9月)の連結業績は、売上高が115億8,100万円(前年比1.7%減)、営業損失が1億500万円(同4億9,200万円減)、経常損失が8,300万円(同4億8,800万円減)、当期純損失が8,300万年(同3億5,100万円減)となった。
 当期は創業100周年を迎え、採算を重視した製造・販売体制の確立、生産効率の改善や販売価格是正に取り組んできたが、食用油価格是正が進まず、同社グループの上期決算は減収減益となった。
 製油部門は、減収減益の経常赤字となった。ナタネ原料価格が上昇に転じ、製造経費、販売管理費が上昇したことに加え、製品価格は競争激化のために販売価格是正が進まず、不本意ながら赤字経常となったとしている。
 一方、製粉部門は、家庭用ミックス粉製品の採算が改善されたが、業務用小麦粉の採算が悪化し、減収増益となった。なお、有機肥料部門は減収増益だった。
 製油部門は10月から取り組んでいる販売価格是正の浸透と生産ラインの効率化、経費削減を進め、製粉部門に関しては業務用小麦粉の拡販、付加価値の高いミックス粉の製品提案を行うことで、利益向上を目指し、業績回復を急ぐ。
 平成29年3月期の見通しについては、売上高240億円、経常利益、純利益とも黒字化を見込んでいる。