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ゴマ業界3団体が合同賀礼会

 日本ごま油工業会と全国胡麻加工組合、油糧輸出入協議会のゴマ部会は1月26日、東京の芝パークホテル別館で合同賀礼会を開催した。
 はじめに全国胡麻加工組合の藤浪一博理事長(波里・社長)が挨拶し、ゴマ業界の動向について「中食・外食需要の増加にともなってゴマだれやゴマドレッシングなど業務・加工用の領域拡大が目立つ。健康に対する社会的関心が深まる昨今、優れた栄養素を含むゴマの価値がますます見直されるものと思われる。今後も時代の要請に応える新たな製品の開発に取り組み、新しい価値の提供による市場の活性化に向け、業界全体で努力していくことが重要である」との考えを示した。
 引き続き、日本ごま油工業会の竹本信二郎会長(竹本油脂・取締役専務執行役員)が挨拶し、ゴマ油に関して「ここにきてフォローの風を感じている。ひとつめは、ちょい掛けなど生食の提案がかなり市民権を得てきた。2つめは糖質制限。糖質を下げて代わりにエネルギー源として油を使おうという流れがある。3つめはプレミアムオイルの部分。油はできるだけ避けるという消極的な姿勢から、積極的に油を探し求めて買うという思考の変化があった。ゴマ油は健康イメージが強いことと、食欲を刺激する香りがあって食べておいしいことで立ち位置として有利にあると感じている。その点を今年も強くPRして需要喚起に努めたい」と語った。
 なお、同日開催された日本ごま油工業会の臨時総会では、新会長に九鬼産業の渡辺伸祐社長が満場一致で選任され、2月1日付で就任することとなった。