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マリンフードがヴィーガン対応シリーズ第3弾
特定アレルゲンも不使用のホットケーキを発売

 マリンフードは食物アレルギー特定原材料等27品目不使用・動物性原材料不使用の「ヴィーガンホットケーキ」を今年3月に発売した。同社が手掛けるヴィーガン対応の商品としては、シュレッド(チーズ様食品)、スプレッド(マーガリン類)に続く第3弾となる。
 「ヴィーガンホットケーキ」は、小麦粉の代わりに国産の米粉を使用し、もちっとした食感に仕上げた。小麦だけでなく、卵も乳製品も使用していない。牛乳などの乳製品を原材料から抜くことは風味を工夫することで補えるが、ホットケーキのボディ形成や視覚を大きく左右する小麦や卵を使わずに開発することは簡単ではない。単純に小麦粉を米粉に置き換えるだけでは、当然ながら物性や食感が悪くなるため、原料の配合などを工夫して、食感のソフトさや口溶けの良さにこだわった。また、卵を使わないと物性面だけなく、食欲をくすぐるホットケーキのあの黄色味が出ない。通常は色素を使用することを第一の選択肢に考えるところだが、ヴィーガン対応というコンセプトにより適した原料を選ぼうと、ニンジンジュースを使用した。ベーキングパウダーにもアルミフリーのものを使用している。
 商品ラインナップは、家庭用が冷凍4枚入り(マーガリン10g×2個、メープル入りシロップ20g×2個付き)と冷蔵2枚入り(メープル入りシロップ20g×1個付き)、業務用が冷凍2枚入り(添付品なし)の3品種を揃えた。ヴィーガン対応の既存品のシュレッド、スプレッドはあくまで素材だったが、今回のホットケーキはそれだけで完結した食事となることも大きな特長だ。家庭用か業務用か、あるいは価格設定との兼ね合いも考慮しながら、マーガリンやシロップを添付したものも用意した。なお、この添付品のマーガリン、シロップについても食物アレルギー特定原材料等27品目不使用・動物性原材料不使用となっている。また、マーガリンは、カロリー60%カットに設計された既存のスプレッド「私のおいしいヴィーガンソフト」とは異なり、マーガリン規格となっている。
 同社は「ヴィーガン」シリーズのさらなる認知拡大、普及を図るため、様々なイベントに参加している。4月22日には東京の木場公園で開催された「ビーガングルメ祭り」に出店し、シリーズ3品の試食・販売を行った。5月13日に名古屋の鶴舞公園で開催されたビーガングルメ祭りにも同様に出店した。6月以降も、幼稚園児とママの情報誌「あんふぁん」が主催する「あんふぁんフェス」(名古屋6月2日、東京7月1日開催)や、小学生を対象にした「夏休み宿題自由研究大作戦」(大阪8月2日開催)、「みんなのアレルギーEXPO」(東京10月15~16日開催)に出展する予定だ。
 一方、今年のその他の新商品としては、昨年爆発的な人気商品となった「たらこスプレッド」の750g品や、オーバーランを従来に比べて大幅に高めたポーションタイプの「スペシャルホイップバター」とカップタイプの「私のふわふわホイップバター」を発売した。また、好調なチーズ商品では、クリームチーズの風味を生かした味わいで個包装スライスタイプの「ボーテ・ブランスライス」、同じく個包装タイプの「カマンベール&ブルーチーズ入りスライス」、ストリングチーズ「私のストリングモッツァレラ スモーク味」、「私のクッキングモッツァレラ」、「クッキングモッツァレラ(業務用)」と多数の新商品を拡充した。