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太田油脂が麻布大学に寄付講座を開設

 太田油脂は、エゴマオイルのパイオニアとして、その有用性の研究、検証のため、今年6月1日より2年間の寄付講座「機能性脂質学研究室」を麻布大学に開設した。同研究室では、えごま油を主とする脂質の栄養研究を行う、同学生命・環境科学部食品栄養学研究室の守口徹教授、原馬明子特任准教授を中心とし、周産期から老年期までのすべてのライフステージにおける機能性脂質の役割の解明など栄養学的な基礎研究を行っていく。
 9月5日には麻布大学において、「寄付講座 機能性脂質学研究室」の開所式を執り行った。開所式には、太田油脂の太田健介社長、麻布獣医学園の柏崎直巳理事長をはじめ、両者の首脳・関係者らが出席した。
 開所式で太田社長は、「当社は、オメガ3脂肪酸を有用に含むえごまを中心として、今後も『えごまで世界を健康にする』というスローガンを進めていく。ただ世の中には、まだまだ油について解明できていないメカニズムが多数ある。それを当社だけではなく、麻布大学と力を合わせながら、しっかりとした学術データに基づいた情報を発信していくことが、我われパイオニア企業の勤めであるとも感じている」などと挨拶した。