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ADEKAの食品事業は、通期で国内回復と好調な海外事業で収益改善へ

 ADEKAは11月22日、本社で2018年度第2四半期決算説明会を開催した。第2四半期の連結業績は、売上高1,261億2,700万円(前期比10.0%増)、営業利益 107億600万円(同4.9%増)、経常利益112億4,400万円(同6.7%増)、純利益77億5,600万円(同6.8%増)となり、増収増益となった。
 城詰秀尊社長は、上期を総括し「売上高は、化学品、食品ともに販売が堅調に推移し、増収となった。営業利益は、化学品、食品ともに将来に向けた積極的な設備投資による固定費の増加に加え、原料コストアップの影響を大きく受けてマイナスとなった部分が多いが、情報・電子化学品が好調に推移したことなどにより、全体としては増益となった。経常利益、四半期純利益は、持分法による投資利益の増加なども加わり、増益となった」と説明した。
 食品事業については、売上高725億円(前期比3.8%増)、営業利益15億円(同8.1%増)を見込んでいる。食品事業の取り組みについて、製パン・製菓・洋菓子市場で戦略製品・新製品を拡販し、国内基盤を強化するとともに、海外拠点3社との連携を強化し、アジア市場をターゲットとする海外展開を加速する。