理研農産化工は11月20日、2019年３月期第２四半期連結業績を発表した。
　当期の業績は、売上高118億800万円（前年同期比2.0％増）、営業利益４億9,600万円（同６億100万円増）、経常利益５億1,900万円（同６億200万円増）、四半期純利益３億6,200万円（同４億4,500万円増）となった。主力である製油事業の採算が改善したため、売上高は微増で推移したが、各利益は前期赤字から大幅増益となった。
　製油事業では食用油の販売数量は前年同期比２％減少した。原料相場と為替変動により大豆原料価格が下落し、昨年以来の油脂製品価格改定努力で、適正利益水準となった。製粉事業では、取引先変動等で販売数量は同12％減少し、経常利益も前年に届かず減収減益となった。
　なお、2019年３月期の業績については、油脂製品適正販売、全社的なコストダウン推進により、売上高230億円、経常利益は計画より１億円上方修正し９億円、純利益６億円を見込んでいる。