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日本水産が秋冬の新商品を発表
魚食の減少や健康志向などに対応

日本水産は7月18日、東京・白金台の八芳園において、2019年秋冬新商品発表会を開催した。始めに、浜田晋吾代表取締役専務執行役員が第一四半期の実績と概況、市場動向について説明した。
 浜田専務は現在の市場を取り巻く状況として、米中の貿易摩擦深刻化や、人手不足と働き方改革、今年10月に施行予定の消費税増税、健康訴求などを注目すべき事柄として挙げた。中でも健康訴求については、たん白質摂取のニーズが高まっていることを紹介し、消費者が普段から摂るようにしている栄養素として、たん白質が上位に挙げられていることを解説し、スケソウダラのたん白質は人間の体内での利用効率において卵のたん白質よりも優位性があるというデータを示した。
また、今年の新商品の全体コンセプトを「『尖りと差別化』で食シーンを豊かにする食卓応援団」とした上で、「多様なライフスタイルへの対応」、「健康訴求への対応」、「減少する魚食への対応」の3つのポイントを掲げ、食材のおいしさと可能性を引き出し、新たな価値と市場を創造すると表明し、新製品の紹介を行った。