第123回食用加工油脂技術研究会が開催
posted on : 2019.07.14
(一財)全日本マーガリン協会主催の食用加工油脂技術研究会は6月14日、東京・日本橋の油脂工業会館で第123回食用加工油脂技術研究会および令和元年度総会を開催した。
開会に先立って全日本マーガリン協会の中島宏元理事長が「本協会は昭和23年11月にこの日本橋で設立され、昨年11月で創立70周年を迎えた。本日のこの研究会も重要な事業活動の一環である。この研究会は昭和47年にスタートし、今日まで47年間、約半世紀に渡り継続している。この間、講演をお願いした講師の先生方は274名、聴講して頂いた皆様方も7,000名を超えている。今後とも日本の食用加工油脂産業の発展に些かなりとも寄与すべく事業活動を続けていく」と挨拶した。
引き続き、同研究会の総会が行われ、平成30年度事業報告・収支決算、令和元年度事業計画・収支予算を可決承認した。
講演会では、キユーピーの研究開発本部技術ソリューション研究所でコーポレート・サイエンティスト・フェローを務める小林英明氏が「ものづくりで必要とされる技術人材:『商品を分けて考える』(卵黄レシチン、EPA/DHA素材開発とマヨネーズの酸化防止から)」について、国立研究開発法人産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門の大石勝隆生物時計研究グループ長が「時間栄養学の可能性」について、東京海洋大学 現 先端技術センター 特任教授(サラダサイエンス寄付講座) 兼務 食品冷凍学研究室の鈴木徹教授が「食品冷凍技術の最新状況」について、それぞれ講演した。