日清オイリオグループは９月19日、東京・港区のベルサール御成門タワーで「MCT メディアセミナー」を開催した。普段の食事に取り入れることで、脂質をエネルギーに変えやすい体質への変化も期待できるMCT（中鎖脂肪酸）について、美容とスポーツそれぞれの視点から解説した。
　第一部では、「for Beauty」として、美容に対するMCTの機能性や使い方について紹介した。
　第一部の基調講演では、寺田新東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系准教授がMCTと美容について解説した。
　最初に、寺田准教授は、「油脂・脂質に対するイメージは、“高カロリー”、“太りそう”、“体に悪そう”、“できるだけ摂らない方が良い”というイメージが広がっているが、他の３大栄養素と呼ばれる糖質・たんぱく質と比べて脂肪は９kcalと同じ量を食べると太りやすいのは間違いない。ただ、脂質は、エネルギー源になるだけでなく、細胞膜、ホルモンの材料、脂溶性の栄養素の吸収を高めるなどさまざまな効果があり、欠かすことのできない栄養素である」と脂質の重要性を指摘した。
　最後に、「普段食べている油を一部MCTオイルに替えることで、それにプラスして、できれば運動を行うことで両方の面からエネルギー消費量を少しずつアップさせていき、無理せず、時間をかけて楽しくダイエットして欲しい」と述べて講演を終えた。
　その後、スペシャルゲストとして、サッカー日本代表、長友祐都選手の専属シェフの加藤超也氏、タレントの内田理央さんが登場し、トークセッションと、MCTのレシピ紹介、調理・試食を行った。