川研ファインが「カワテクトSAS」を開発
posted on : 2020.10.22
川研ファインケミカルはこのほど、新規毛髪ハリ・コシ剤「カワテクトSAS」を開発した。
「カワテクトSAS」は、シャンプー、コンディショナーに配合することで、毛髪にハリ・コシを与えるとともに滑らかにする効果を持っている。10月7日に「カワテクトSAS」をテーマにウェビナーを開催、製品特長や処方例などを紹介した。
加齢とともに、髪にハリ・コシがない、髪にボリュームがないという悩みが増加する。毛髪のハリ・コシが低下する要因には、毛髪内部の空洞化、毛髪径が細くなること、ヤング率の低下などが挙げられる。
従来、ハリ・コシの改善として、高分子ポリマーやアルギニンが利用されている。高分子ポリマーは毛髪表面を皮膜し、強化することでハリを向上させる。アルギニンは、毛髪表面および内部に作用し、ハリ・コシを出す。しかしながら、従来のハリ・コシ剤には課題がある。ポリマーだけではハリ・コシを出すとべたつき感が喚起されて、なめらかさを出すことが困難。そこで、同社は新規のハリ・コシ剤を開発するために、「髪の内部に吸着浸透することでハリ・コシ向上およびボリュームアップと毛髪をなめらかにすることの両立をめざした」(ライフ事業部)という。
「カワクテトSAS」は、アミノ酸の一種であるアルギニンと、毛髪をしなやかにするコハク酸を組み合わせた製品。
同製品の主な特長は①髪にハリ・コシを与える②髪を滑らかにする③洗い流す製品(シャンプー、コンディショナー)で効果が実感できる④無刺激で安全性に優れている──などが挙げられる。