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オンラインにて「ランクセス・バーチャルデー」を開催

 ランクセスは9月15~17日、オンラインイベント「ランクセス・バーチャルデー」を開催した。期間中には全56のオンラインセミナーが行われ、メディア向けのバーチャルブースツアーを含む8つの日本語オンラインセミナーを実施。そのほか、英語・中国語による47のオンラインセミナーも用意された。
 初日開催のバーチャルブースツアーでは、冒頭、同社日本法人の針谷廷河社長が「今回のイベントではオンラインブースを配置しており、ランクセスのさまざまな製品をオンラインで紹介できる仕組みにしている。当社の広い世界観とバックグラウンドを、ぜひとも心に焼きつけてほしい」と挨拶を述べた。
 バーチャル会場では、まず、ポリマーアディティブスのブースを訪問。持続可能な建築材料について、ポリマーアディティブス日本統括の大久保雄二氏から解説があった。ポリマーアディティブスのビジネスユニットは、臭素化合物および臭素系難燃剤のプロダクトラインと、プラスチック添加剤のプロダクトラインによって成り立っている。難燃剤は添加剤ビジネスユニットのなかでも注力製品であり、臭素系難燃剤は効率性に優れ、高い効果を発揮するため、建築業界や電子産業において幅広く使用されている。また、プラスチック添加材のひとつであるリン系難燃剤は、防火性の高さに加え、加工のしやすさや優れた弾性などの特徴を備えており、今後も関連業界で高い注目を集めることが予想される。
 続いて訪れたのは、ラインケミーのブースだ。ラインケミー日本統括マネジャーの渥美貴生氏が、ラインケミーのメインビジネスラインであるゴム添加剤について解説した。ゴムの形状や性質はさまざまで、用途に合わせて複雑な加工が必要となる。その加工工程で欠かせないのが、ゴム添加剤だ。同ビジネスラインでは、ゴム加工産業におけるあらゆる用途向けに幅広い製品を供給しており、ゴム加工分野の発展を支えている。提供製品としては、予備分散化学品、プロセス促進剤、加硫および充填活性剤、日光亀裂防止ワックス、離型剤、タイヤマーキング用インク、高性能ブラダー等が挙げられる。
 同じくラインケミーのブースにおいて、色剤についての説明もあった。機能性色剤のビジネスラインは、LCDディスプレイから筆記具のインクまで、さまざまな用途で使用される高品質な着色剤のサプライヤーだ。可溶性着色剤のマクロレックス製品ラインは、優れた光沢と透明性に加え、食品や化粧品業界など厳格な純度要件を要求される業界において用いられるカラープラスチックボトルの着色に使用されている。