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カナダ大豆協会が食品大豆セミナー開催

カナダ大豆協会主催による「カナダ食品大豆セミナー」が2月20日、カナダ大使館において開催された。食品大豆輸入商社、メーカーなど関係者約150人が出席した。セミナーは、「カナダ大豆協会 近況報告」をカナダ大豆協会のニコール・マッケラーさん、「カナダ大豆-環境面における持続可能性」についてIP大豆生産者のマーカス・ハールさん、「IP大豆 作付面積-今後の展望」についてSeCanのマーティン・ハール氏、「トレーサビリティとIP&HACCP-品質確保におけるカナダの努力」についてカナダ穀物委員会のローラ・アンダーソンさん、「海上輸送におけるグローバルな展開」についてAPL Japan の藤田泰宏氏がそれぞれ講演した。
 カナダ大豆協会のマッケラーさんは、2011/12年度の生産量について「ケベック州とマニトバ州は大幅に作付面積が増えたが、生産量はケベック州が80万トン(前年80万7,000トン)、マニトバ州は41万3,700トン(同43万5,400トン)に止まった。これは春先の雨の影響で単収が下がったもの。またオンタリオ州は作付面積は前年とほぼ同じだったが、生産量は103万8,275トン(同106万6,835トン)と減少した」と報告した。
 カナダ全体でも2011年産大豆は422万9,200トンに止まり、前年の433万1,200トンから2.4ポイントのマイナスとなっている。また、Non-GMの比率を見ると、ケベック州が50%で前年の51.3%から下がったが、マニトバ州(5%)、オンタリオ州(35%)は横ばいだった。            カナダの大豆は年々GMの比率が高まる傾向にあり、IP大豆は手間がかかり、農家は思うようなプレミアムが得られない場合は敬遠する傾向が高まっている。なお、カナダからの大豆輸出は年間211万3,060トンで、日本向けは全体の12.6%、35万2,261トンになっている。これは全量Non-GMである。