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米国コーン・アウトルックシンポジウム2012が開催

 アメリカ穀物協会は2月28日、東京・港区の東京アメリカンクラブにおいて「米国コーン・アウトルックシンポジウム2012」を開催した。

 「ある米国トウモロコシ農家の見方」(インディアナ州トウモロコシ生産者 デイビッド・ハウエル氏)、「アメリカ穀物協会トウモロコシ収穫時品質レポート2011/12」(グローバル農業コンサルティング社社長 アーヴィッド・ホーク氏)、「ロジスティックスおよび世界の穀物輸送」(コロンビアグレイン社バイスプレジデント、アマール・バダウィ氏)の3つのテーマについて報告が行われた。

 生産者の立場から講演したハウエル氏は、コーンが単収185bu/エーカー・価格を5.85ドル/buとした場合、NET利益は294ドル/エーカーなのに対し、大豆は単収52bu/エーカー(※同氏の農場の単収は全米平均より高い)・13ドル/buの場合、NET利益が142ドル程度との試算を示した上で、2012年の作付け意向に関して「大豆よりもコーンの方が人気が高くなっている。気候条件も大きな要因になるが、いずれにしてもコーンの作付けは増えるだろう」と語った。