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植物蛋白食品協会が技術セミナーを開催

 日本植物蛋白食品協会は2月18日、東京・中央区の製粉協会で、技術セミナーを開催した。
 今回のセミナーでは、「JAS規格制度」について、(一財)穀物検定協会の川瀬研究担当理事が、「乳たん白質の概略とその市場」について、日成共益の角裕之開発部長がそれぞれ講演した。
 川瀬高明理事は、昨年11月に5年ぶりに改正されたJAS規格制度について解説した。
 今回の制度改正では、蛋白質の測定方法として、従来から行われていた、ケルダール法に加えて、燃焼法の追加と「JAS規格の制定・見直しの基準」に基づいた横断的な改正(異物の削除、食品添加物の改正)が主要な変更点となっている。川瀬理事は、「燃焼法がケルダール法と比較すると、危険な試薬や環境負荷が大きな試薬を使わず、測定時間が数分で済み、簡易・迅速に自動測定が可能でケルダール法の代替法として普及している。ケルダール法との比較により、同等の性能を持つ定量分析法であることが確認された」と採用理由を説明している。