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AAK・ミヨシジャパンがチョコレート用油脂セミナー

 ミヨシ油脂は昨年9月にスウェーデンのAAK AB(publ.)(以下AAK)と日本国内においてチョコレート用油脂等の製造販売に関する業務提携を結び、今年1月、合弁会社としてAAK・ミヨシジャパン(以下AMJ)を設立した。国内のチョコレート製品市場の拡大が今後も見込まれる中で、グローバルに事業展開するAAKは日本市場への参入をかねてより望んでおり、ミヨシ油脂はAMJを通じて既存顧客へのチョコレート用油脂の販売や、さらに自社の主力製品であるマーガリン・ショートニングの拡販でも相乗効果を期待できると考え、提携に至った。
 設立から半年、ミヨシ油脂とAAKは、AMJを通じて日本でどのように事業展開を広げていくのか。AMJが6月28日、東京・渋谷区のヒルサイドテラスで「The Co-Development Day」と銘打ったチョコレート用油脂等に関するセミナーを開催した。国内のチョコレートメーカーやビスケットメーカー関係者約70名を招き、ココアバター代用脂の使用に関する技術理論から栄養的側面、また、官能テストや結晶化も含めた様々なアプリケーションにおける機能性など幅広い情報提供を行った。
 セミナーでは始めにAMJの三木勝喜社長が挨拶し、「様々な課題を共有しながら、チョコレート、菓子ほか食品業界の発展に寄与できればとの思いでスタートした。AAKは145年の歴史を持ち、スウェーデン・デンマークほか世界に19工場を有し、スペシャリティファットを供給している。ミヨシ油脂も100年近く油脂事業を営んでおり、AAKとミヨシ油脂は相互に補完し合い、この事業を進めている。皆様と先端情報技術、世界の市場トレンドを共有しながら、開発や市場拡大、そして日本発の海外展開をお手伝いできればと願っている。AMJは、なくてはならない存在を目指していく」と語った。