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ライオンが大人のための予防歯科セミナー
オーバーブラッシング対応の新製品も紹介

 ライオンは7月26日、千代田区のステーションコンファレンス東京において「大人のための予防歯科」セミナーを行った。セミナーでは歯茎が元々ある位置よりも下がってしまう「歯茎下がり」と、その原因となる必要以上に力を入れて歯を磨く「オーバーブラッシング」について触れ、「オーバーブラッシング」を防ぎながら歯を磨くことができる新製品「クリニカアドバンテージ NEXT STAGE ハブラシ」を紹介した。
 始めに、同社の快適生活研究所オーラルケアマイスターの太田博崇氏が歯茎下がりとオーバーブラッシングのリスクについて説明した。太田氏によると、30代の約60%、50代ではほぼ全ての人に歯茎下がりが見られ、その原因は加齢・歯周病に加えて、オーバーブラッシングにあるという。オーバーブラッシングによって歯茎が下がると、歯茎の下にある象牙質が露出してしまい、エナメル質よりも弱い象牙質は虫歯(根面う蝕)になりやすくなる。また、象牙質には表面から歯髄に通じる無数の管があり、これを通して外の刺激が神経に伝わるため知覚過敏の原因となることを説明した。