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花王とライオンが大掃除に向けて商品提案

 花王とライオンは、年末掃除に向けた住居用洗剤の販売展開の取り組みを相次いで発表した。
 まず、2019年の年末掃除に関連する住居用洗剤市場を振り返ると、消費税増税の影響もあり、10~12月合計で350億円強(弊誌推定)と横ばい傾向で推移した。今年は、初頭から新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく、衛生意識の高まりや感染症対策に伴う在宅時間の増加などにより、住居用洗剤の使用頻度が大幅に増えている。
 こうした中で花王は、年末大掃除についても家族全員が楽しみながら掃除ができる提案を行っていく。イメージキャラクターとして、テレビアニメ「鬼滅の刃」を採用。「全集中! いざ、年末そうじでウイルス除去」というテーマを掲げ、家族全員で年末掃除に取り組める施策を実施していく。
 一方、ライオンは、年末に向けては「ルックプラス」を注力していく。引き続き好調な「バスタブクレンジング」「同銀イオンプラス」「おふろの坊カビくん煙剤」「まめピカ トイレのふき取クリーナー」などを中心に拡販を図る。なお、「ルックプラス」ブランドでは、10月20日から21月31日まで、映画「STAND BY ME ドラえもん 2」との「おそうじラクだもんキャンペーン」を実施している。