スーパーマーケット・トレードショー2013が開催、昭和産業やゴマ油メーカー等が出展
posted on : 2013.02.15
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会は、2月13日から15日までの3日間、東京ビックサイトにおいて、スーパーマーケットを中心とする流通業界に最新情報を発信するプロ向け商談展示会「第47回スーパーマーケット・トレードショー2013」を開催した。油脂関連の出展をいくつか紹介する。
味の素は、味の素グループが一丸となって企画するギフト向け商品の展示を行った。近年お中元・お歳暮市場は縮小傾向にあるが、時季に関係のない贈り物に関しての需要は健在である。近年の傾向としては、単一商品のみを詰め合わせたものに比べ、油や調味料など様々な種類の商品を組み合わせたバラエティ豊かなアソートギフトの人気が高い。同社では、バラエティ感とともに、おいしさや健康感を強めた訴求に力を入れていく計画だ。
九鬼産業は、三重県を代表する企業として同社製品の展示を行い、その中で今年の2月に発売した「和食に合うごま油」と「韓国料理に合うごま油」を紹介した。同商品は、味による差別化だけでなく、見た目のわかりやすさや、手に取りやすい規格の容器を使用するという点にもこだわって開発された。ブースでは、本展示会全体の中で「フード30選」に選ばれた同社の「九鬼太白純正胡麻油」をバターの代わりに使用したマドレーヌも配られた。
昭和産業は、家庭用と業務用両方で様々な新製品の展示を行い、その中で3月から販売を開始する「レンジでチンして豚こまとんカツ」の紹介を行った。今までもフライパンを使い簡単にトンカツが作れるという商品は他社製品にあったのだが、同商品は火を使わずに完全に電子レンジのみで調理ができる初の商品である。同商品は2011年に発売した「レンジでチンするから揚げ粉」シリーズの姉妹品であり、こちらも3月から消費者の利便性と満足度を高めるために、パッケージを保存に便利なチャック付袋に全面リニューアルする。
竹本油脂は、同社主力商品である「太香胡麻油」「太香胡麻油 濃口」「太白胡麻油」の3品の紹介を行った。同商品を使ったパンケーキ、トマトスープ、おにぎり、アヒージョなど専門家が考える34品の一風変わったレシピを紹介し、朝食・昼食・夜食で様々なメニューに使える同社ゴマ油の汎用性の高さをアピールした。同社ではお菓子作り用にリサイズした「製菓用太白胡麻油」を発売しており、今後もごま油の汎用性を活かした新しい訴求を行っていく予定だ。
バハールは、同社ブランド「MARRE(マルレ)」などの商品展示を行い、その中でトルコ産の高品質オリーブオイルを紹介した。同社の販売するキュチェックバイ社の「orkideエクストラバージンオリーブオイル」は、トルコの中でも北エーゲ海沿岸のキョルフェズ地方で収穫されたオリーブの実を使用しており、マイルドな口当たりとフルーツのような風味が特徴。また容器によく使われているガラス瓶ではなくペットボトルを使用することで、割れにくくより安価に提供することを可能にしている。