「FOODEX JAPAN2013」が盛大に開催
posted on : 2013.03.11
アジアで最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN」が3月5~8日まで、幕張メッセで開催された。第38回となる今回は、世界66カ国・地域から食品・飲料メーカー、商社ら2,544社(うち国内1,036社)が出展した。来場者数は、前年比96.9%の7万1,536人を記録した。
今年は国内の油脂関連メーカーでは、三和油脂1社の出展に留まったが、国内外の企業によるオリーブ油関連の出展が目立った。
国内ブースでは、三和油脂(山形県天童市)が、「みづほこめ油」ブランドのコメ油をアピールした。同社は今年6月に家庭用コメ油「みづほ米サラダ油」の名称を「みづほこめ油」に変更するとともにパッケージを一新する。同社のコメ油の販売で家庭用は約1割程度と少ないが、国産原料であることや油酔いが少ないことをアピールして、家庭用の拡販にも力を入れていく考え。
雑穀や油脂の販売を手掛けるGNS(福島県二本松市)は、国産原料100%のエゴマ油やナタネ油などを出品した。同社の原料は、自社農場での栽培と契約栽培で調達している。製法は圧搾法を採用し、原料の風味の良さを活かした確かな品質の商品作りに力を入れている。韓国産トウガラシ100%のチリオイルも手掛けている。
海外ブースでは、オリーブ油関連の出展が多く、イタリア、スペイン、ギリシャ、トルコ、チュニジアなどの主要生産国のほか、チリ、米国、豪州など新興国からの出品もみられた。海外から、成長するオリーブ油市場に積極的に売り込んでいこうとする熱い姿勢が感じられた。