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「2014ジャパンケーキショー東京」が開催

 製菓関連のイベント「2014ジャパンケーキショー東京」が、10月14~16日、東京・港区の東京都立産業貿易センター浜松町館において開催された。展示スペースでは、加工油脂メーカーによる製品紹介が行われた。

 不二製油は、“不二製油”“First”“Fresh”の3つの“F”からなり、最上位のブランドとして位置する「CLASS-F」シリーズを紹介した。同シリーズは100%子会社である福岡のオーム乳業の原料を使用しており、フレッシュさが最大の特長となっている。シリーズ名の後ろにある数字4ケタのうち、最初の2ケタは乳脂肪量、後ろの2ケタは総脂肪量を表す。「4545」は乳脂肪のみ使用し、「0035」は純植物性となっている。2品のラインアップにより、ニーズに合わせた提案を図る。また、同シリーズよりクリームチーズを新発売し、展示会では生クリームと合わせて試食を振る舞った。
 9月に新発売のハイコンパウンド「ブリザードエクセレントピュアレ」は、こだわり抜いたニュージーランド産バターを使用し、深刻なバター不足に対応している。この他、同社独自のUSS製法で作られた豆乳クリームを使用し、乳由来原料を一切使わずにくせのないすっきりとした豆乳風味の「濃久里夢(こくりーむ)ほいっぷ」を紹介した。展示会では、同品による豆乳ホイップをパウンドケーキの中に入れた「生パウンド」を紹介した。

 大東カカオは「クーベルチュール スペリオール」シリーズから、5月新発売の「タンブル」をアピールした。トリニダッド産とサントメ産のカカオをブレンドし、カカオ分は75%とシリーズ内で最も高い。苦みと渋みの濃厚さが際立つ。

 ミヨシ油脂は、洋菓子用起泡性流動状ショートニング「ケークドール ボトル」を紹介した。もともと10kgと8kgのタイプを揃えていたが、大きくて保存に困るなどの声に応えてボトルタイプを新発売した。

 日新化工は、9月に新発売した「ルテベール」シリーズより抹茶風味のチョコレート原料5品種を紹介した。型抜き、トランペなどで使用する板状、ペレット状や、コーティング用、練り込み用を揃えている。