第15回JAPANドラッグストアショーが開催
posted on : 2015.04.13
日本チェーンドラッグストア協会は3月13~15日、「第15回JAPANドラッグストアショー」を幕張メッセにおいて開催した。335社、1,304小間が出展し、4日間の合計来場者数は12万9,504名となった。
花王はカネボウ化粧品販売と共同出展し、最大小間となったブース内でバラエティ豊かな製品群を紹介した。今回は体験型をコンセプトとし、来場者は実際にブース内で同社製品による歯磨きや手洗いなどを体感した。体験後はアンケートに回答し、集計結果がブース内にある電子版にリアルタイムで表示されるという工夫も凝らした。流通関係者にとっては、日頃は目にすることのない、消費者が楽しげに製品を使用するシーンを実感する機会となったようだ。
牛乳石鹸共進社は、2月に改良新発売したハンドソープ「ururua(ウルルア)」をアピールした。同品は20代女性をターゲットとし、日用品をかわいらしいもので揃えたいという要望に応えたデザイン性の高いボトルを採用している。改良では、消費者調査で上がった改善点の改良が凝縮され、よりコンパクトで清潔感のある白いボトルに生まれ変わった。また、きれいな手肌を保ちたいというニーズに応えて美容液を50%配合しており、総合的な使用評価の満足度も高い。ブース内にはおしゃれな使用イメージを表現した洗面台を用意した。また、3月新発売の「カウブランド 薬用すっきりデオドラントソープ」は、同社ならではのこだわりの“釜だき素地”を使用し、固型石鹸のラインナップに新たに薬用タイプを加えた。汗や体のニオイを防ぎ、肌のうるおいも守る。
クラシエホームプロダクツは、2月末に新発売した「ナイーブ 泡で出てくるボディソープ」を紹介した。同品は、100%植物性やオーガニックMix成分配合といった特長はそのままに、家族みんなで使えるブランドというコンセプトの下、想定価格は500mlで498円と、泡タイプにおいてはあまり類のない求めやすい価格での提供に努めている。豊富な製品展示と参加型のブースは大盛況となり、ブースコンテストでは「優秀賞」を獲得した。
P&Gは好調な商品群や新製品をアピールした。「レノアプラス 衣類の消臭専用デオドラントビーズ」は、先に販売していた衣類の香りづけ専用製品「レノアハピネス アロマジュエル」が好評だったことを受けて、香りニーズに加えて消臭ニーズにも応える製品として4月に新発売した。流通関係者からは洗剤や柔軟剤に加えたプラスオンの売り上げにつながると好評な様子だ。また、3月に「アリエール リビングドライジェルボール」を新発売しラインナップを強化したジェルボール型洗剤も注目を集めた。
ライオンは、10分前後で入れ替えとなるステージ発表をメインに行い、参加者は途切れることなく、商品理解を深めていた。ステージでは、2月に新発売したフッ素ケア剤やタフトブラシの使い方や製品特長を、わが国の歯科疾患罹患率等の状況を踏まえて説明し、一人一人に合った“予防歯科”を啓蒙した。また、現在最も売出し中の製品の一つという台所用洗剤「CHARMY Magica」は、油汚れを水のようにサラサラ落とすナノ洗浄について、映像を用いてわかりやすく紹介した。