クリーンライフビジョン21事務局は2016年12月８～10日、東京ビッグサイトで「クリーンライフビジョン21」（2016東京国際クリーニング総合展示会）を開催した。
　同展示会は、クリーニング業界に関連するすべての製品・技術・ノウハウの展示を行う国内最大規模のクリーニング総合展示会。ゲンブ、ライオンハイジーン、ラクナ油脂、ツー・エム化成など業務用洗剤メーカー各社が出展した。
　ゲンブは、12月に新発売した施設向けの業務用洗剤・柔軟剤を中心に展示した。新発売した製品は、介護施設などでは消臭に対するニーズが強いことから、消臭機能を持った製品をクリーンケミカル研究グループとの共同研究で開発したもの。
液体洗剤「ＧＳデオリキッド」、柔軟剤「ＧＳデオソフター」、粉末洗剤「ゲンブデオファイン」をラインアップ。液体洗剤と柔軟剤は、自動投入機に対応。粉末洗剤は、消臭と除菌効果を備えており、洗浄中に有機過酢酸が発生し、芽胞形成細菌を含む幅広い微生物に対して効果が得られる。
　ライオンハイジーンは、新製品の業務用濃縮液体洗剤をアピールした。リネンサプライでは、粉末洗剤が主流であるが、作業負担の軽減などが図られるため、液体洗剤の需要が伸長しつつある。そこで、同社は、液体で濃縮タイプ（従来比３倍）の製品を発売した。主な特長は、①自動供給装置で原液を供給することで洗浄品質の安定化・作業効率の向上が図られる②フレキシブルな剤の供給が可能となり、多種多様な被洗物で高品質な洗濯を提供──などが挙げられる。液体洗剤「エルサットコンクＳＴ」、キレート助剤「ビルダーコンクＮ」、アルカリ・キレート助剤「レオーネコンクＭＫ」、アルカリ助剤「レオーネコンクＳＨ」、アルカリ助剤「レオーネリキッドＳＨ」、柔軟剤「ライオンソフターＣ」の６品をシリーズとして品揃えした。