• 展示会

FOOMA JAPAN 2017が6月13日より開催

 日本食品機械工業会は、アジア最大級の“食の技術”の総合トレードショー「FOOMA JAPAN 2017」を、来る6月13~16日の4日間にわたり、東京ビッグサイトにおいて開催する。それに先立ち4月4日、第一ホテル東京において開催記者発表会を開催し、同展示会の見どころなどを説明した。

 40回目を迎える今回は、新設した東7・8ホールの2棟を加えた東展示棟1~8ホールすべてを使用し、例年に比べて1.3倍の会場面積となる。出展社数は過去最大の775社で、新規出展は84、いずれも前回を上回る開催規模となる。
 分野別出展社数は、食品製造・加工が全体の33.4%、包装・充填分野が15.1%、設備機器・技術・部品分野が11.9%などとなっている。最も多い食品製造・加工の中で細目別割合をみると、菓子・パンが30.5%、食肉・水産物が22.1%、農産物が13.2%と続く。また今回は、120社超140製品以上の新製品が登場する。
 国際化への取り組みでは、①中国・台湾・デンマークの3ヵ国が海外パビリオンを初出展、②日本貿易振興機構が海外バイヤーを招聘し「JETRO商談会」を開催、③新展開のグローバルスペースでは、日本を含む13ヵ国から15の機関・団体が出展し、JETROや日本アセアンセンターなどが「海外市場・進出相談コーナー」を新設、などを積極的に推進する。
 さらに今回は、農水省が新たなJAS規格の活用方法について特別講演会を開催する。このほか、新ビジネス創出のヒントを見出す様々な併催行事、数多くのセミナー、シンポジウムも開催していく。国内外の大学や研究機関が最先端の研究成果を発表する「アカデミックプラザ」では、ポスター展示だけでなく、常駐する研究者たちと来場者が直接会話でき、通訳もブースに常駐する。

 展示会実行委員会の海内栄一委員長は、開催概要などを説明しつつ挨拶し、開催困難と予想された東京五輪開催時期のFOOMA JAPANに関しては、「『FOOMA JAPAN 2019』の開催については、西展示棟と、現在西展示棟の隣に建設中の南展示棟の2つの棟を使用して、2019年7月9~12日の4日間の会期で開催する運びとなった」などと報告した。