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「FOOMA JAPAN 2018」が開催

 日本食品機械工業会が主催する「FOOMA JAPAN 2018」(国際食品工業展)が6月12~15日、東京ビッグサイトで開催された。食品機械・装置をはじめ、食に関連する幅広い分野から798社が出展し、4日間合計10万210人の来場者で賑わった。
 ライオンハイジーンは、マイクロバブルオゾン技術を核とするカット野菜多段階洗浄製法「フレッシュMiBO製法」を紹介した。ホール野菜洗浄機「野菜キレイ 噴霧洗浄機」、野菜・果物洗浄剤「野菜キレイ NEXT」、野菜洗浄殺菌システム「野菜キレイ MiBOシステム」、野菜洗浄機用洗剤「野菜キレイ 洗浄機クリーナー」といった、ホール野菜の洗浄・殺菌から、異物・虫除去、本洗浄・殺菌・すすぎといった各工程で効果的な「野菜キレイ」ブランド製品を揃え、野菜・人・環境へのやさしさにこだわり、野菜本来の味をよりフレッシュに提供できるとアピールした。2016年に発売した「野菜キレイ NEXT」は洗浄性と超低泡性を両立した野菜洗浄剤で、今年7月に新発売した4倍濃縮タイプの「野菜キレイ NX4」なども合わせて提案した。
 GEAウエストファリアセパレータージャパンは、乳業・飲料・食品製造に幅広く使用される遠心分離機やホモジナイザとともに、機械の更新やプロセス、メンテナンスについて紹介した。最先端のチーズプロセスや、ビール製造プロセスなどが注目を集めた。またGEAグループのGEAプロセスエンジニアリングも合わせて出展し、飲料食品のプレミアム化にともない増加している高濃度・高粘度溶解に対するソリューションなどを提案した。
 横浜油脂工業は、製菓・製パン用の離型油や、周辺機器を提案した。新発売したエクストラバージンオリーブオイルを使用した「Linda Olive Oil Spray」は、使いやすいスプレータイプなので離型油はもとより、掛け油やツヤ出し油としても使え、パンや料理にオリーブオイルの香りと風味を添えることができる。また、純植物油タイプの「ベジタルーブ」は、極めて酸化安定性の高い植物油脂を配合した米飯用離型油で、エチレン系の包装容器のヒビ割れ等もなく、安心・安全に利用できる。国内生産品としては最大容量の550mlでコスト削減効果も大きい。酸化安定性が高いため、食品機械や器具用の潤滑油としても使用できる。