• 展示会

エコプロ2018に油脂関連企業も出展

 産業環境管理協会と日本経済新聞社は、12月6~8日、東京ビッグサイトにおいて「エコプロ2018 [第20回]」を開催した。

 味の素は、様々な観点から社会課題の解決に取り組んでおり、そのうち持続可能性に関しては、パーム油・紙で2020年までに持続可能な原料調達の100%達成を目標に掲げていることなどを紹介した。
 味の素グループとして出展したJ-オイルミルズは、原料の入荷、搾油、精製、製品化の各工程を説明しつつ、ミールがみそ・しょうゆの原料、飼料、肥料として利用されており、2017年度には副産物の再資源化率99.99%を達成したことなどを紹介した。ブースには、パネルとともに試験用の圧搾機を用意し、菜種の搾油を実演して見せた。

 花王は、“ひとのきれいのために”“地球のきれいのために”をテーマに、みんなが気持ちよく使えるユニバーサルデザインの「ビオレu」や、節水につながる台所用洗剤「キュキュット」など、様々な同社製品を紹介した。ごみを減らす詰め替え用製品の紹介では、2016年から導入している「ラクラクecoパック」や、最近の新開発である「スマートホルダー」などを展示した。また、詰め替え容器を回収し、自在に組み立てが可能なブロックに再生する“リサイクリエーション”の取り組みも紹介した。

 ライオンは、今年は“水”をテーマに、体験型のブースを設置した。来場者はブースに入るとボールを手渡され、節水に関する二択のクイズで正解と思う方にボールを置きながらゴールを目指した。正解であればボールが青く光って中に水が溜まっていく演出があり、不正解であればボールが赤く光って誤りを伝える。体験型にすることでより印象的に節水に関する知識を身に着けることができる仕掛けとなった。クイズでは、歯磨き後のすすぎ回数、洗浄料などでの詰め替え品の利用、洗濯時のすすぎ回数、浴室の防カビなどに関して出題し、同社商品を使うことによる身近なエコを紹介した。