スーパーマーケット・トレードショー2019
8万人以上の来場者に油脂メーカーが多彩な提案
posted on : 2019.03.14
全国スーパーマーケット協会が主催する「第53回スーパーマーケット・トレードショー2019」が2月13~15日、幕張メッセで開催された。3日間合計で8万8,412人の来場者で賑わった。
昭和産業は、手作りと健康をテーマに、春夏新商品の「もちぷっち」や「もちもちパンミックス」、また、食用油では「エクストラバージンオリーブオイル」を中心に、メニュー提案やデモンストレーションを実施したほか、惣菜デリカ向け食材やグループ会社の商品紹介も行った。また、前回に続き同時開催されたデリカテッセン・トレードショーへも出展し、惣菜・弁当需要に向けて新商品の「揚げてサクッとオイル」や「カツ揚げ職人」、「琥珀天ぷら粉」、「昭和ふりふり粉を提案した。
竹本油脂は4月1日より新発売する「かけ旨ごま油」シリーズ3品を前面に押し出し、卓上で仕上げる新しいゴマ油習慣を提案した。「かけ旨ごま油」シリーズは、香りの穏やかな<マイルド>、香り立ち強めの<ワイルド>、華やかな香りの<一番搾り>をラインアップし、食卓での料理の仕上げや、途中で味を変える使い方を想定して、容器も液だれしにくい新容器を採用している。
九鬼産業は、ヒット商品となった「黒ごまラテ」と、一番搾りゴマ油のみで唐辛子を煮出した「九鬼 胡麻辣油」(リニューアル品)に加えて、6種類の香辛料をブレンドした「九鬼 香辛胡麻辣油」を紹介した。「黒ごまラテ」は、ほっと一息つきたい時に溶かして飲むだけでなく、ロールケーキや黒ごまプリンなど製菓素材としても使える。
エスエスケイフーズは、国産山椒の香りが焙煎ゴマの風味とともに広がる「ごま山椒ドレッシング」や、アレルギー特定原材料7品目不使用の「フレンチ白ドレッシング」のほか、「しょうがの具マヨ」、「わさびの具マヨ」といった新商品を中心に提案した。
日清オイリオグループは、グループ会社の和弘食品とデリカテッセン・トレードショーに出展し、食用油とスープ、たれ、天然エキスを統合した商品開発など、総合力を活かした提案を行った。食用油では、加熱時の香りが続くように今年1月に改良した「日清純正ごま油本胡麻搾り」や、4月から新発売する油切れと持ちの良さを両立した「日清 吸油が少ない長持ち油」や「日清濃口調合ごま油」を紹介した。「日清 吸油が少ない長持ち油 大豆&キャノーラ」は、通常のサラダ油に比べて、揚げ物の吸油を最大13%抑制するとともに、酸価の上昇を約20%、色度の上昇を約10%それぞれ抑制し、サクッとした食感が持続する。和弘食品は、北海道の食材からつくるこだわりの風味の北海道オイルシリーズとして、麺類や外食メニューの風味付けに適した「No.2365 北海道鮭オイル」、「No.2366 北海道花咲ガニオイル」のほか、バックヤード向け・味付け用オイル調味料新製品として、日清オイリオグループの「BOSCO エキストラバージンオリーブオイル」を植物油脂中20%以上使用した「バジルオイルソース」や「ガーリックペッパーオイルソース」を披露した。
キユーピーは、デリカテッセン・トレードショーで、「具沢山ドレッシング」シリーズや、トッピングするだけで生の卵黄を乗せたような見た目が提供できるタマゴ加工品「スノーマンきみぷち」などを紹介した。また、おいしいパンとおいしい野菜を組み合わたパン屋さんのためのサンドイッチの提案も行った。