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日本水産が2012年春・夏新商品発表会を開催

 日本水産は2月1日、東京・白金台の八芳園で「2012年ニッスイ春夏新商品発表会」を開催した。
 冒頭に、同社の細見典男取締役専務執行役員は、今年度の販売状況について「食品は、4~12月まで前年と比べてプラス3%で推移している。5月、7月は前年を達していなかったが、それ以外の月は前年を上回っていた。昨年は東日本大震災によって生産できなかったものがあったが、9月までに生産体制を復活できた。量販店では、調理済みシチュー、中華料理の素、冷凍農産品、冷凍調理品、インスタント麺、米飯加工品などが好調なカテゴリーで、節電、簡便性・即食、節約などに言葉に表される震災後の生活パターンが一般化しつつあり、内食化への対応に速やかに対応することができた。水産関係は、比較的に順調で対前年比7%増で推移している。ファイン事業については、対前年比5%で推移。4月に大きく伸びたが、放射能問題の影響で欧米への輸出で、震災前の製品に対する引き合いが非常に強かった」と報告した。
 今回の新商品では、「健康」「新しい提案」「内食化への対応」をキーワードに需要を創造する製品を開発した。
 例えば「健康」を切り口として、「サラサラ生活向上委員会EPA+(エパプラス)」シリーズのシリアルバーを3品、ドリンクを1品発売するほか、DHAとEPAを配合した「こどものみかた」シリーズのドリンク2品発売する。
 「新しい提案」を切り口として、新しいタイプの魚肉ねり製品「おさかなソー」を投入する。自然解凍でそのまま使える冷凍食品で、魚のすり身と植物性素材を主原料に使用している。カロリー控えめであっさりした味が特徴だ。
 「内食化への対応」については、節電で見直されている自然解凍によるエコ調理の「自然解凍でおいしい!6種の中華」「自然解凍でおいしい!6種のサラダ」などを発売する。