• 新製品

ライオンが制汗剤「Ban」新製品発表会を開催
イマドキ女子のニオイ不安を解消

 ライオンは2月29日、東京・中央区の銀座フェニックスプラザにおいて「Ban」新製品発表会を開催した。
 制汗剤「Ban」は1962年に日本に初めてロールオンタイプを導入してから、今年で50年を迎える。昨年、スタイリッシュなパッケージと独自のナノイオンによる消臭機能で刷新。今年は、防臭効果が長続きする「Banデオドラントロールオン」と、汗のベタつきやニオイまでしっかりふき取る実感が高いシートタイプの「Ban爽感さっぱりシャワーシート」を2月8日に改良新発売した。また、「Banデオドラントパウダースプレー」には、新たに「ピンクプルメリアの香り」と「アクアスパークルの香り」を追加している。

 発表会の冒頭、掬川正純執行役員ヘルス&ホームケア事業本部長は「Banブランドは順調に成長しているが、制汗剤市場そのものも今、非常に活気がある。マーケットサイズは5年前に比べて134%に成長しており、昨年は500億円を超える市場になった」という。その背景にあるのは、ニオイケア意識の高まりだ。「Banブランドは、ビューティケア事業の中で、キレイキレイと並び大きな2つの柱に育ってきており、この2ブランドを強力に育成をかけていく」考えだ。

 同社の調べによると、20代のイマドキ女子が心を許せる人に対してこれ以上近づくときになり、ちょっと構えてしまう距離は、前年調査の36cmから31cmへと縮まった。その一方、ニオイ不安が気になり、「ニオイや緊張する場面での不安を解放して、ポジティブな気持ちでコミュニケーションをしたいという気持ちが潜んでいる」(同社ヘルスケアマイスター・山岸理恵子氏)という。
 イマドキ女子の生活行動の変化や、制汗剤ニーズの拡大をとらえ、「Ban」は、自分の生活スタイルに合ったニオイケアを提案していく。
 今回の改良では、「Banデオドラントロールオン」は、ナノイオン殺菌技術に加え、有効成分の滞留性を向上した高密着処方で防臭効果を長続きさせた。「Ban爽感さっぱりシャワーシート」は、厚手の立体メッシュシートを新採用するとともに、ナノイオン吸着パウダーを従来の2倍以上増量して、ヨレずに皮脂をしっかりふき取る性能を高めた。また、リフレッシュウォーターも増量し、さっぱり感を向上している。

 新CMにはモデルの富永愛さんを起用し、働く女性たちのニオイ不安に応えるブランドとして「ナノイオン──。それは、私を解き放つチカラ。」のメッセージとともに、いつでもどこでもにおわない、ナノイオンスタイルを提案していく。