ADEKAが食品部門の2015年度新製品発表
posted on : 2015.04.03
ADEKAは3月26日、東京・荒川区の本社において、「2015年度RISU BRAND新製品発表会」を開催した。
発表会の冒頭に、食品企画部の斉藤隆浩部長が販売方針について説明を行った。その中で、当社の取り組みについて「取引先が持っている課題は、顕在化しているもの、潜在化しているものがあるが、潜在化している課題については、仮説を立てて新製品を上市した。新製品は、顧客のニーズをできるだけ取りこんで表現しており、お客様からベストパートナーと呼んで頂けるようにめざしていきたい」と強調した。
今年度の新製品として7品種9品目を上市し、4月から順次発売している。新製品のテーマは「価値の創造をサポートします」としている。
機能性練り込み油脂「スーパーバーナード」は、ソフトでしっとりとしたパンができる機能性マーガリンである。
近年、ソフトなパンのニーズが高まっているが、一口にソフトさと言っても、要望が複合化している。その要因としては「国産原料、雑穀系のパン、サワー系のものなど原料にこだわったものを使うユーザーが非常に増えており、風味的にも自然な風味のパン市場が広がっている」(第一食品開発室の武田了室長)ことがある。同社の「スーパーバーナード」は、酵素と独自油脂を使用することで、食感がソフトでありながら、口どけが良好で、かつ歯切れの良いパンを作ることができる。さらに、乳化剤不使用なので、素材の良さを活かすことができる。