味の素が2016年春季新製品説明会を開催
posted on : 2016.01.14
味の素は1月7日、東京・港区の品川プリンスホテルにおいて「2016年春季新製品説明会」を開催した。
初めに執行役員の森島千佳家庭用事業部長が生活者動向や同社の販売状況を振り返り、2016年春季の新製品について説明した。食のニーズが複雑化しているといった背景のもと、同社はグループの“Specialty(独自価値)”で一人一人の生活者に深く寄り添い、“For One”をキーワードにマーケットの創造・拡大を図っている。
2016年春季の一つ目の新製品としては、「お肉やわらかの素」を紹介した。同品は、肉の消費量が増加し、中でも“鶏むね肉”の人気が高く、肉を使ったメニューでは“ジューシーであること”“やわらかいこと”が重視されている一方、時差食や弁当の増加等にともない“お肉が固くなる・パサつく”などの不満があることを受けて、調理前に肉にふりかけて5分置くだけで酵素の力で肉汁が閉じ込められ、肉がやわらかくなる肉用調味料となっている。
トッピング入りサラダ用シーズニング「Toss Sala」は「タイ風エスニック味」を新たに品揃えする。
説明会後の試食会では、J-オイルミルズが新製品を紹介した。家庭用油脂製品では、「AJINOMOTO Eurolive」910gが、n-3系脂肪酸の栄養機能食品であることやキャノーラ油とEXVオリーブ油とのブレンドで汎用性が高いことなどが支持され好調であったため、トライアル獲得を視野に入れたの追加品種として600gUDエコペットを発売した。
また、新発売の「AJINOMOTO 健康アマニブレンド油」600gUDエコペットは話題性の高いアマニ油をコーン油とブレンドすることで加熱調理も可能となり、使用用途の広げている。価格帯は450~550円程度を想定しており、アマニ油単体よりも手の届きやすい価格となる。
さらに、「AJINOMORO 毎日栄養オイル ビタミンK2&ビタミンD/DHA&EPA/ルテイン&ゼアキサンチン」は、油と一緒に摂ると吸収率がよくなる脂溶性の栄養素を配合した食用油で、より明確な機能性を訴求している。「ビタミンK2&ビタミンD」は骨の形成への機能を備えた栄養機能食品として展開し、必須脂肪酸を摂取できる「DHA&EPA」、目に大切な栄養素を配合した「ルテイン&ゼアキサンチン」は機能性表示食品制度に申請しているという。3品とも250gで1,000円前後の価格帯を想定しており、スーパーやドラッグなどの販路を中心にシニアをターゲットとして展開していく。