テーブルマークが2016年春夏新商品発表会を開催
posted on : 2016.02.15
テーブルマークは1月27日、東京・大田区の同社「食品開発センター」において「2016年春夏新商品発表会」を開催した。
初めに同社の吉村行雄執行役員が挨拶に立ち、昨今の社会状況やインバウンド需要等に触れながら、新商品開発のテーマに関して「当社では日本食の麺類関係が伸びている。和食ではない冷凍パンなどもインバウンドの関係で非常に伸びているが、外国の人が来て和食に対する需要が多いということもあり、日本独特の四季折々の商品を引き続き上市していきたいというのが一点目。二点目は、健康とおいしさの両立。少子高齢化で幅広い年齢層で健康志向が高まっているので、それについての商品を提供していきたい。三点目は、高付加価値商品のシリーズということで、単身者および共働きが非常に増えているため、晴れの日の需要が非常にある。そこに向けた商品を提供していきたい」と説明した。
冷凍麺では、冷凍うどんの利用機会がますます多様化し、おいしさと個性が求められていることを受けて、同社の“技術力×開発力=おいしい!を生み出す力”で冷凍麺市場の牽引を図る。また昨今は、夏場の冷凍麺の利用機会拡大が目立っている。そこで、同社の主力品「稲庭風うどん」は、仕様変更によりなめらかさともちもち感を向上させ、重量、パッケージも改良した。「さぬきうどん」は、春夏限定パッケージを新たに採用する。また、関東地域で定番の冷ぎつねや“ぶっかけうどん”の定着に着目した新商品「ぶっかけきつねうどん」は、細麺を使用し、暑くて食欲が減退する夏場でものどごしよく食べることができる。
中華麺からは、一時のブームを経て定着したメニューである「油そば」を新発売した。油だれにはラー油やねぎオイルを使用し、隠し味に酢を加えているためさっぱりと食べられる。
冷凍米飯では、昨春、季節限定の新商品として投入した「あさりと筍ごはん」が好調に推移し、和風米飯を牽引する商品となった。2016年春夏においても、昨年以上の販売が期待される商品としてリニューアル新発売する。また夏には、さっぱりとした味わいが特長の「生姜のきいた鰹めし」を新発売し、お茶漬けなどのアレンジメニューの提案も進めていく。昨年の秋冬には、「なると金時と鶏そぼろごはん」、「牛しぐれ煮とまいたけごはん」を発売しており、このたび夏を揃えることで春夏秋冬のラインナップでの継続提案による和風米飯市場の活性化を図る。
2016年春の新商品は、家庭用8品、家庭用(常温)6品、業務用29品の43品で、リニューアル品は家庭用25品、家庭用(常温)4品、業務用15品の44品となる。
また、同時に開催したケイエス冷凍食品は、 家庭用・業務用合わせて計17品の2016年春新商品・改良品を紹介した。