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雪印がバター風味でカロリーカットのマーガリン発売

 雪印メグミルクは7月21日、東京・新宿区のリーガロイヤルホテル東京において、「平成28年秋季新商品発表会」を開催した。
 冒頭、板橋登志雄常務執行役員が、今秋の新製品開発の背景について説明した。
 食品事業の環境については、高齢化の進展により、消費者は健康への関心の高まりから、自分の健康は自分自身で守るという予防意識が高まっているという。「食の健康機能への期待も具体的な機能性が求められる。食に対する漠然とした健康感はもちろん、より明確な機能性を求める消費者の期待に応えることが必要」と指摘した。また、食に求められる価値は、複雑化・多様化しており、「ライフスタイルの変化による価値多様化への対応と新たな価値提案が必要」という認識を示した。
そうした中で、同社は、“健康意識の高まりへの対応”と“新たな価値提案”を重要なテーマで商品開発に取り組み、商品を提案している。代表的な成果として、健康意識の高まりへの対応として「ガセリ菌SP株ヨーグルト」シリーズ、新たな価値提案として「BOTTLATTE」を発売し、大きな成果を挙げた。今秋の新製品では、健康意識の高まりの対応と新たな価値提案を重点テーマと位置付け、宅配専用商品でガセリ菌ヨーグルト、「BOTTLATTE」の新商品、「ネオソフトバター風味カロリー50%カット」などを発売。板橋常務は「今後も事業成長を確実なものとすべく、新たな需要喚起の起爆剤としてこれら新商品、改良品を投入し、その育成に全力で取り込んでいく」と強調した。
 秋季新商品は、家庭用・業務用を含めて新商品28品、改良品17品、合計45品を発売する。
家庭用マーガリンの新製品として、「ネオソフトバター風味カロリー50%カット」を発売する。一番の特徴は、バター風味とカロリー50%カットの両方を実現したこと。同社独自のバターを酵素分解したフレーバーと、フレーバーの最適バランスの調整により、「他社がマネできないバター風味」(同社)を実現した。容量は160g、希望小売価格は230円(税抜き)。