ライオンが「Ban」の新製品発表会を開催
posted on : 2017.02.16
ライオンは2月2日、東京・表参道のクラシカ表参道において「『Ban』新製品発表会」を開催した。
はじめに、同社のヘルスケアマイスターの山岸理恵子氏が「女性のファッションを汗ジミ不安」の調査結果について報告した。
同調査が2016年12月に20~40代の女性150人を対象に行ったもの。ワキ汗が気になる季節毎の割合は、「非常に気になる」「かなり気になる」の合計が春49%、夏90%、秋45%、冬51%という結果で、冬でも約半数の人が気にしていることが明らかになった。
さらに、ワキ汗で困ることや不快に感じることについて尋ねたところ、春・夏では「汗ジミが気になり、着たい服を着ることができない」(73%)、秋・冬でも「衣替えで出した去年の服に黄ばみや汗ジミができていた」(41%)というファッションに対する回答が多く、山岸氏は「生活者には1年を通じて視覚的・触覚的な不快感のほか、ワキ汗のせいで着たい洋服を着ることができない、服に黄ばみやシミが残るといった困りごとがかかえていることが分かった」と指摘している。
2017年に新発売する「汗ブロック」シリーズは、新しいコミュニケーションをテーマにさらなるユーザー拡大を図る。
2017年のテーマとして「着たい服を着よう!」と設定。女性が服を選ぶ時に汗ジミが気になるという悩みに対して、ワキ汗を抑えることでもっとファッションが楽しめるという共感を呼ぶプロモーションに力を入れていく。
新製品では、2月8日に「Ban 汗ブロックスティック プレミアムラベル」を発売する。ロールオンが苦手な人に、サラサラ使用感のステッィクタイプで、ワキ汗対策を提案するもの。
これまでは、スティックは、高湿度と衣服のこすれにより皮膚からはがれやすく、滞留性が問題となっていたが、同社が開発した耐水被膜成分WAPを新たに配合することにより、温度やこすれに強い強固な被膜を形成し、被膜の滞留性が大幅に向上する。同社の実験によると、WAPを配合した新スティックは、被膜の耐水性が無配合の製品に比べて1.5倍高まる。被膜の耐摩擦性についても、1.7倍向上することが分かった。