味の素グループは１月11日、東京・港区の品川プリンスホテルにおいて、2018年春季新製品説明会を開催し、味の素食品事業本部家庭用事業部長の森島千佳執行役員が、新製品のポイントについて説明した。

　同社では、事業ビジョンASVを実現するため、“健康なこころとからだ”のサポートを目指し、①栄養バランスの改善、②スマートな調理、③“共食”の場への貢献という３つの方針で製品開発やプロモーションに取り組んでいる。
　2018年春季の新製品では、40周年を迎えたロングセラーブランド「Cook Do」が新たな挑戦をする。まず、時代に合わせた価値のチューニングを図り、パッケージを全面リニューアルし、俳優の竹内涼真さんなどを起用した新テレビCMを放映する。新パッケージでは、裏面の作り方説明をイラストにすることでよりわかりやすくし、料理初心者でも失敗なく調理できる作り方動画のQRコードも付けた。次に、新領域への挑戦として、麺用合わせ調味料「四川坦々麺用」「ジャージャー麺用」を春夏限定で新発売する。近年、チルド麺市場は拡大傾向にあり、その中でも中華麺の構成比が最も高い。一方、“家庭では上手に作れない”といった不満もあるため、抜群のおいしさと簡単さを誇る「Cook Do」でニーズに合わせた価値を提供する。
　このほか、「Cook Do 香味ペースト」からは、手軽に試せる１袋10gの使い切りタイプ「10g小袋２個入袋」「10g小袋カレンダー」を新発売する。また、「Toss Sala」５品種は、モッツァレラチーズなど、各品種によく合う素材とたっぷりの野菜をまぜることで、おいしそうな見栄え・香り・食感のよい“ごちそうサラダ”メニューが出来上がるトッピング入りサラダシーズニングへと全面リニューアルする。

　試食会場では、J-オイルミルズが新製品を紹介した。
　家庭用油脂商品からは、軽くて使いやすいペットボトルを採用した「AJINOMOTOオリーブオイル」300gペット／600gUDエコペット、「AJINOMOTOオリーブオイルエクストラバージン」300gペットを新発売する。会場では、新鮮なまま使い切ることのできる鮮度キープボトルを採用したエクストラバージンオリーブオイル150gの新製品も展示し、テレビCMでもお馴染みの“いつもの料理にひとかけ！”の使い方にぴったりな特長を紹介した。同じく新製品の「AJINOMOTOえごまブレンド油」200g瓶は、えごま油をコーン油とブレンドすることで加熱にも使用でき、価格も手に取りやすくなっている。
　家庭用マーガリンからは「ラーマ オリーブ＆バターの風味」140gを新発売する。