ケンコーマヨネーズが春夏新商品を発売
posted on : 2018.02.14
ケンコーマヨネーズは1月29日、2018年春夏新商品発表会を開催した。
今回は、マヨネーズ類で「デイリーユースマヨネーズ」「明太子マヨネーズタイプ」、卵加工品で「ゆで卵H」「惣菜亭 冷凍だし巻き卵」、ロングライフサラダの「FDF」ブランドから「ケンコーリファイン ごぼうサラダ」「チキンサラダ」、和惣菜の「和彩万菜」シリーズから「六種具材のうの花」、新ジャンルとして「冷凍食べる甘酒」の計8品を発売する。
冒頭、常務執行役員の島本国一商品開発部門長が、2017年度上半期の業績や同社のトピックスを紹介しつつ、新商品開発における考え方については、高齢化率や世帯構成、女性の就業率等が変化するなか、中食市場が伸長していること、また、食の安心・安全では、国産品や添加物が重要なポイントとなっていることを踏まえ、「素材のおいしさにこだわり、作業性・簡便性を考慮した、安全・安心へ配慮した商品作りを実践していく。お客様に対しては、多様化するメニュー作りへのお手伝いを考えている。当社の経営戦略であるサラダ料理の拡大にもつながっていけば」などと説明した。分野ごとに細やかに提案する販売戦略を継続しており、「今回の商品も各分野に紹介できるよう、225のメニューを用意して販売活動を実施している」という。
マヨネーズ市場は調味料の中でも比較的好調で、今後も伸長が見込まれている。新商品の「デイリーユースマヨネーズ」は、マヨネーズ購入時に“原材料”や“添加物”を重視する傾向が高まっていることを受けて、化学調味料と香辛料抽出物を不使用にした。お酢にこだわり、様々な食シーンに使えるベーシックな味わいに仕上げている。
「明太子マヨネーズタイプ」は、家庭用市場で味付きマヨネーズや明太子味の人気が高まっていることを背景に、マヨネーズタイプの品揃えを拡大した。タラコエキス配合で、魚卵のうま味を濃縮して詰め込んでおり、色調は明太子らしい華やかなピンク色に仕上げた。明太子商品では珍しい、未開封で常温保管が可能で、焼成後もきれいな状態をキープできる設計になっている。
「FDF」ブランドからは、「ケンコーリファイン ごぼうサラダ」と「チキンサラダ」を新発売した。「ケンコーリファイン」シリーズは、賞味期間がサラダ最長60日、野菜はすべて国産、化学調味料・pH調整剤不使用などの特長を備え、素材の魅力を最大限に引き出す専用製法で製造している。保存性とおいしさを兼ね備えるために、シリーズ内の各商品で専用の半固体状ドレッシングを使用するこだわりだ。また、「チキンサラダ」では、味の濃くないさっぱりとした半固体状ドレッシングを使用し、鶏肉のうま味を引き立たせた。