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SNIJが総会・第8回学術講演会を開催 発展的解散し食品機能表示協議会へ移行

 大豆機能研究会(SNIJ)は2月20日、東京・新宿区のTKP信濃町ビジネスセンターにおいて総会および第8回学術講演会を開催した。総会では平成25年度活動報告・決算を原案通り承認し、26年度については4月1日から同じく渡邊昌氏が理事長を務める食品機能表示協議会に活動を一本化することを決議した。
 渡邊理事長は「SNIJは米国のメッシーナ博士が代表を務めるSoy Nutrition Instituteの日本版として8年間活動し、一定の大豆と健康の問題は世間に広く周知できた。米国SNIは大豆協会等の援助が生産の方へシフトし、研究に支援がなくなり閉鎖状態になった。そこで、より発展的な形にするには法人格も整備した方が良いと考え、食品機能表示協議会と一本化した法が幅広く活動できると考えた。研究部門を強化して大豆のみならず、機能性食品の周知を広げたいと思っている」と移行の背景を説明した上で「SNIJを支援頂いていた企業、個人会員の方にはできるだけ食品機能表示協議会にお移り頂ければと考えている」と語った。
 学術講演会では、はじめに倉敷芸術科学大学の須見洋行教授が「大豆発酵食品の機能性」をテーマに講演し、特に納豆やテンペの機能成分を中心に解説した。