油糧輸出入協議会が第63回通常総会・懇親会を開催
posted on : 2014.06.05
油糧輸出入協議会は、5月22日、東京・千代田区の帝国ホテルにおいて、第63回通常総会・懇親会を開催した。
今期は役員の改選期ではなかったが、深尾清純専務理事が退任し、後任に、前東邦物産社長の大橋幸多氏が就任した。
懇親会の挨拶で京谷裕理事長は、油脂業界について「世界の油脂需要は、中国をはじめとした新興国の経済発展による消費拡大や食生活の向上により、引き続き増加している。こうした安定した需要により、原料価格は世界的に大豆・ナタネが増産傾向にあるにも関わらず、高値の状況が続いている。また、原料の急激な増産が、主要生産国の国内物流にも支障をきたすような状況が見られており、日本にとっても大きな問題となっている。こうした中、日本の油脂業界や食品大豆業界に、安定的に良質な原料を確保することが、当協議会の最大の責務と考えている。そのためにも引き続き、業界発展に尽力していきたい」と述べた。