日本石鹸洗剤工業会は５月15日、東京・丸の内のパレスホテル東京で第65回定時総会を開催した。任期満了にともなう役員改選が行われ、第28代会長に花王の澤田道隆社長が就任した。前会長のライオンの濱逸夫社長は副会長に再任され、新任副会長には日油の小林明治社長、ADEKAの郡昭夫社長が選任された。
　総会後の記者会見で澤田会長は「当工業会は、業界の共通課題の解決を図り、業界の健全な発展や、生活者・社会への貢献に寄与していくための活動を続けている。例えば、持続可能な経済社会の実現を図る循環型社会の構築に向けた活動や、製品の安全・安心を提供するための手法の検討、変化の激しい社会情勢に則した製品開発の支援の検討等を行っていく。これらの施策の実施にあたり、世界の動向を注視して、グローバル・ハーモナイゼーションを図っていく。特に本年は、国際交流の強化の一環として、第10回アジア・オセアニア石けん・洗剤会議（AOSDAC2015）を10月に東京で開催する」と抱負を語った。